トップページ為替和尚のFX戦略落ちてきたナイフを拾うべきか? リスクプレミアムの罠

落ちてくるナイフを拾うべきか?

 落ちてくるナイフを拾うべきか? この問題はたびたび議論にのぼることがあります。積極的にリスクをとらないと利益を逃してしまうという意見と、リスクのとりすぎは騙しにあって、結果収支を悪くしてしまうという意見があります。
 このとき、キーになる言葉は、「リスクプレミアム」です。

リスクプレミアムというまやかし

 より多くのリスクを取ったものが、より多くのものを手にする。これがリスクプレミアムです。 一見すると理に適っているように見えますが、しばしば誤って解釈されます。

 例えば、銀行預金。銀行が破綻しても保護する仕組みが用意されているため、 銀行に預けた資産は保護されています。そのため、金利は非常に低く抑えられています。 しかし、日本がデフォルトに陥ったり、ハイパーインフレになったときには、 資産価値は大幅に下落します。
現実問題として、日本がデフォルトしたり、ハイパーインフレになるリスクは ジンバブエやギリシャ、ドバイに比べれば非常に低いと言えます。絶対はありませんが、 預金しておけば99.9%資産は守られていると考えてよいでしょう。 故にその選択に対する見返りはとても小さく設定されています。

 これに対して、FXや株、先物はどうでしょうか? 銀行預金に比べると遙かにリスクが高くなります。 つまり、銀行に眠っている資金を証券口座に移して、投資を決意した時点で大きなリスクが 目の前にあると言えます。証券口座のお金は、トレードしなくても資産が目減りするリスクもあるのです。
FXDDなど海外のFX口座に資金を移した場合、入金の段階で為替の影響を受けます。 1ドル92円の時にドル建て口座に入金した資金は、2011年4月現在の1ドル83円に換算すると、 何もしなくても10%近く資産が目減りします。

 両者を比較すると、より大きなリスクにさらされているお金が見えてきます。

 リスクプレミアムは、トレードの中には存在しません。 あるとすれば、判断の遅れによる機会喪失だけです。 あなたが、投資を決意した時点でリスクプレミアムが発生します

大人のけんかに参加しない

 為替相場は、1日の市場規模が200兆円にものぼる巨大な市場です。 そこに参加するのは、銀行やヘッジファンドなどの機関投資家、輸出関連企業、 個人投資家など多種多様です。時には国家も「為替介入」という形で参加してきます。 日本の場合、2004年の為替介入 が最も有名です。

 個人投資家が、1億や2億のお金で売り買いしても、よほどボラティリティが不足している 通貨ペアでないかぎり、市場を動かす力はありません。つまり、 自分自身の売り買いが引き金になり、トレンドを作り出すことはない と知っておくべきです。
この件についても、為替和尚はこう言ってます。

 大人(大口投資家)のけんかに参加するな。けんかの勝負がつき、勝った方について行くだけや。
昔から、「落ちてきたナイフは拾うな」という格言があるが、その通りや。 落ちてきたナイフを受け止めようとすれば、まぁよくて怪我、悪ければ死ぬし。 落ちてきたナイフが地面に刺さる。でも、まだ抜いたらあかん。
刺さったナイフを誰かが抜く。その時に一緒に手を添えるのが安全やな。

 「落ちてきたナイフは拾うな」という格言が意味するところは、市場からすれば、 個人の力はたかがしれている。だから、進んでいらないリスクを背負わず、 誰かがナイフを引き抜くのを待てばよい(トレンドの発生)と言うことを示唆しています。

 たとえば、アップトレンドの相場で、レジスタンスラインに当たった瞬間に、 「反発する」と判断して売りを入れるのではなく、レジスタンスラインで跳ね返ったの を確認してから売りと判断しろという意味です。

為替和尚プロフィール

FXトレーダー。 株から相場の世界に足を踏み入れ、日経225先物を経て為替取引をはじめる。 トレード歴は10年以上。
トレードの手法はスキャルピング。自分自身もトレーダーとして身を立てる一方、FXの技術を人に教えてきた。

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